それぞれジャンルによって相応しいデザインというものがあります。
このデザインはどういう意図でつくられたのか?など
視点を変えて世の中のデザインを見てみると新しい発見があったりして、とても新鮮です。
“角度を変えて物事を見る”というのが
デザイナーとしてとても大切なことだと思っています。
今回は、ベビー編です。
まずはこちらをご覧ください。
機能性をメイン訴求したパッケージデザイン
商品の機能性を強く訴求したパッケージデザインです。
商品をしっかり見せるパッケージ形状のためデザインスペースには限りがありましたが、
やさしくてかわいらしい雰囲気の中にも “漏れない”という、
ママにとってありがたい機能を最大限に訴求できるデザインに仕上げています。
そもそもベビー用品のデザインの方向性は2つある?
ベビー用品のデザインアプローチとしては、
①大人目線のデザイン
②子ども目線のデザイン
に分けられると思います。
前者は、やさしい色を多く使う傾向が見られます。
大人が子どもに抱くイメージは、パステルカラーのようにやさしい、ふわふわとした色使いです。
反対に、子どもは分かりやすい色使いを好みます。
だから後者は、玩具や遊具などに見られるようにはっきりとした色使いのデザインが多いですね。
実用的なもの=“大人目線のデザイン”
娯楽的なもの=“子ども目線のデザイン”
ざっくり分類するとこう言えるかもしれません。
以上を踏まえると、作品事例でお見せしたのは、前者の“大人目線のデザイン”ということです。
まとめ
いかがでしたか?
ベビー関連のものをつくろうと思ったとき、
その商品を誰に「欲しい」と思わせたいか?を念頭におくと、
おのずとデザインやレイアウトの方向性が見えてくると思います。